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骨アイランドの地下迷路

飛んだ

 

26日、1月26日から市民病院で治療を受けている。

 

1月26日、私は2階の自室のベランダから飛んで、落ちた。現状が嫌だった。ただそれだけの理由。

風呂上がり、髪の毛を拭いて着替えている時、その欲求に駆られた。私は何回もこのベランダから飛ぼうと思っていた。しかし、したことは一度もない。

そこまでの絶望を今回、経験していた。

 

飛んでいる記憶はなかった。気づいたら頭を庇った状態で、下半身が動かなかった。尿が勝手に出てきた。

ドサッという大きな鈍い音と、うめき声で、隣のおじさんが「大丈夫か?!」と言ってくれ、それに応対できるくらい、頭は冴え冴えしていた。神はやっぱり私のことが好きだな、と思った。

落下した恐怖で過呼吸のなか、救急隊員さんに運ばれ、いろんな事を病院でされた。

レントゲンを撮るからピアス(耳も、ボディピアスも)を外した。

全治3ヶ月の、右足の粉砕骨折。(主にかかと。)

綺麗な女医さんが、「ポテチのほら、最後らへんの部分、あれに近い状態になってます。」と言っていた。自分の人体にそんなことが起きてるのが未だ信じられない。足が動かないし、痛いのはわかるけど、ポテチのカスて。

そして背中の骨のひとつが折れていて,神経に触れるとやばいとのことで、これは自然治癒しかない。

私はだからすごい面倒くさい体勢でこれを打っている。

 

病院は今コロナ禍というのもあって、面会ができない。味方である親と彼氏、冷やかしに来てくれる友達、恋しいなあ。

遠くの水を取るのにも精一杯なわたしに、お水を渡して欲しい…

あと自ずと入院2回目となると禁煙は苦ではなかった。